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(37)音楽の大切さとその保護者聖セシリア
宮崎1926年11月上旬
Amerio Franco神学生へ親愛なるアメリオ君
先日、(十月二十三日、二十四日)宮崎県人吉市でやった音楽コンサートのプログラムを送る。大成功だった。神に感謝! 日本においても音楽が役立つのだなぁ。
チマッティ神父は、鍵盤の上に布を敷いたままピアノを弾く ところで、この手紙の目的は、もし間に合うならば、君と音楽の仲間たちに聖セシリアの祝いの喜びを申し上げることだ。彼らにこう言いなさい。
a 聖セシリアを愛しなさい。ドン・ボスコの教えでは、若者の潔白の模範であるから。 b 聖セシリアを愛しなさい。音楽の保護者であり、そのためにドン・ボスコがサレジオ会の音楽の保護者にしたのだから。 c 私のために祈りなさい、と。 快活でありなさい。また、最後の手紙に書いたことを実行しなさい。
君の V・チマッティ神父
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