チマッティ神父生誕100周年記念コンサート 歌詞

1. Oremus pro Pontifice (333)
教皇のために祈ろう
6部混声合唱、ピアノ4台 1943年作曲
 

Oremus pro Pontifice nostro Johanne Paulo
Dominus conservet eum et vivicet eum
Et beatum faciat eum in terra
Et non tradat eum in animam inimicorum eius
Oremus, oremus
 

祈りましょう、私たちの教皇ヨハネ・パウロのために
主が見守り、命をお与えになり、
地上で幸せにし
敵の手にお渡しにならないように。
祈りましょう、祈りましょう。

2. ANGELUS (462) 
お告げの天使
7部合唱、ピアノ4台 1948年作曲
  戦後1947年、チマッティ神父は一時イタリアに帰国し、ディリアナの神学校でこの歌のインスピレーション
があり、手元に五線用紙はなく、新聞の縁に書いた。おそらく自分で歌ったであろう。何十年も経ってから、
イノ・サヴィニ氏がその新聞を手に入れて歌を編曲し発表した。日本に対する師の愛情を示す歌である。
 

Salve Japonia tellus
Lata mari ex fumoso
Cui Dominus nos misit
Cui miserator adire iussit
Et altum in coelum
Vertere vultum animarum, voce vocatos diva.
Martirum harum digna agmina
Ante Deum prosint tibi
Salve Japonia tellus
 

日本の地よ、万歳
火山より海に開かれた地よ
主がそこに私たちを派遣し
その憐みによりそこに行くようにされた
人々が天にこころを向けるように
その声で呼んでくださった。
あなたの殉教者の群れが
神の前で恵みを祈ってくださるように。
日本の地よ、万歳

3. Ave Maria (194)
アヴェマリア(さくらのメロディー)
ソプラノ: 秋定美知恵
(オペラ「細川ガラシア」より)
1939年作曲
 

Ave Maria, gratia plena
Dominus tecum
Benedicta tu in mulieribus
et benedictus fructus ventris tui Jesus.
Sancta Maria, Mater Dei
Ora pro nobis peccatoribus
nunc et in hora mortis nostrae. Amen.
 

アヴェマリア、恵みに満ちた方
主はあなたと共におられます
あなたは女のうちで祝福され
ご胎内の御子イエズも祝福されています。
神の母聖マリア
罪人なるわれらのために
今も死を迎える時もお祈りください。アーメン

4. Salve Regina (263)
天の元后
7部合唱、ピアノ4台 1942年作曲
 

Salve Regina, Mater misericordiae 
vita, dulcedo et spes nostra, salve.
Ad te clamamus exules filii Evae,
Ad te suspiramus gementes et flentes,
in hac lacrimarum valle.

Eja ergo advocata nostra,
illos tuos misericordes oculos ad nos converte;
et Jesum benedictum fructum ventris tui
Nobis post hoc exilium ostende.
O clemens, o pia, o dulcis Virgo Maria.
 

天の元后、憐れみ深いみ母よ、
私たちの命、慰め、望みなるかた。
私たち、さすらいのエヴァの子は
この涙の谷に
あなたに向って泣き叫びます。

私たちの代願者よ、
憐れみの御目で私たちを省み
ご胎内の祝福された御子イエスを
このさすらいの後、私たちにお示しください。
寛容で、慈悲深い、甘美なる乙女マリア。

5. Silenziosa neve (464)
静かな雪
アルト: Gianni Capelli
歌詞: Vincenzo Venturi
1948年作曲
 

Silenziosa neve,
scendi dal chiuso cielo
come un candido velo
denso di fiocchi e lieve,
silenziosa neve.

Quanto candore intorno!
Un manto sterminato!
Il mondo è diventato
degli angeli il soggiorno.
Quanto candore intorno!

Da spazi inviolati
Scende alla terra nera
eterna primavera
Di fiori immacolati
Da spazi inviolati
 

静かな雪よ、
あなたは閉じられた天から降ってくる
真っ白いヴェールのように
軽く薄い綿のように、
静かな雪よ。

あたりは真っ白!
限りないマントのように!
世界の姿が変わり
天使たちの住まいとなった。
あたりは真っ白!

未知の空から
黒い土の上に
春のような
真っ白い花が降りてきた
未知の空から。

6. Sopra il fiorito colle (465)
ドン・ボスコの家
テナー: Salvatore Sanna
6部合唱
1947年作曲
1947年、サレジオ会の総会のため帰国中のチマッティ神父は、ドン・ボスコの生まれ故郷でこの歌を発表し
自ら伴奏した。
 

Sopra il fiorito colle all’occhio intento appar
Ascoso fra vigneti il vecchio casolar
Ma quanti raggi splendidi, qual voce d’esultanza
Per l’aure si diffondono dalla solinga stanza!

Ah, ti conosco e t’amo o fulgida casetta
E presso a te m’inchino dimora benedetta
Ah, ti conosco e t’amo o fulgida casetta
Nei secoli sarai la benedetta.

Ah, ti conosco e t’amo o fulgida casetta
E presso a te m’inchino dimora benedetta
E con i pellegrini vengo a te casetta
Nei secoli sarai la benedetta.

Splendi sul lieto colle come un eccelso altar
Cuna che al Ciel s’eleva e qual reliquia appar
Qui tutto ancor ricorda del sognator la vita
Sotto lo sguardo amabile di mamma Margherita.

Ah, ti conosco e t’amo o fulgida casetta
E presso a te m’inchino dimora benedetta
Ah, ti conosco e t’amo o fulgida casetta
Nei secoli sarai la benedetta.

Ah, ti conosco e t’amo o fulgida casetta
E presso a te m’inchino dimora benedetta
E con i pellegrini vengo a te casetta
Nei secoli sarai la benedetta.
Ah, ti conosco e t’amo o benedetta.
 

花咲いた丘の上に現れる
ブドウ園の中のふるい家
どれほど輝く、どれほど喜び溢れる
その小さな部屋が。

あ、私が知っている、慕っている輝く家、
あなたに敬意を表す祝福された住まい、
あ、私が知っている、慕っている輝く家、
いつまでも祝福されよう。

あ、私が知っている、慕っている輝く家、
あなたを尊ぶ祝福された住まい、
巡礼者と共にあなたを訪れる、
いつまでも祝福されよう。

喜ぶ丘の上に祭壇のように輝きなさい
天へのゆりかご、かたみのような家よ、
ここのすべては、夢見たあの子を思い起こさせる
愛情深いマンマ・マルゲリタに見守られたあの子を。

あ、私が知っている、慕っている輝く家、
あなたを尊ぶ祝福された住まい、
あ、私が知っている、慕っている輝く家、
いつまでも祝福されよう。

あ、私が知っている、慕っている輝く家、
あなたを尊ぶ祝福された住まい、
巡礼者と共にあなたを訪れる、
いつまでも祝福されよう。
あ、私が知っている、慕っている祝福されたもの。

7. 故郷はるばる (677)
 
ソプラノ: 秋定美知恵
6部合唱と4台のピアノ
1943年作曲
    タシナリ神父作詞、チマッティ神父作曲のオペレッタ「La Croce sul Colle−丘の上の十字架」に出てくる、
平戸の紀三井寺へおもむく巡礼者の歌である。
    故郷はるばる、ここに紀三井寺
花の都近くなるな!
 

 
8. わかれ (625)
 
ソプラノ: 秋定美知恵
ピアノ伴奏: イノ・サヴィニ氏
1949年作曲
    1945年、サレジオの神学生は野尻湖へ疎開した。その後、その場所はサレジオ会の事業の山の家となっ た。
チマッティ神父もしばしばここを訪れた。
   

冬白きまた夏青き
想い出深き 野尻の湖
ランプの影は 輪をえがき
別れの涙 夢をなす
 

 

9. ねんねんころりよ (739)
  
ソプラノ: 秋定美知恵 1926年作曲
   

(歌詞は尋常小学校の教科書による)

ねんねんころりよ おころりよ
坊やは良い子だ ねんねしな
 

 

10. ガラシアの祈り (22)
 
ソプラノ: 秋定美知恵
(オペラ「細川ガラシア」より)
1939年作曲
    戦後1947年、チマッティ神父は一時イタリアに帰国し、ディリアナの神学校でこの歌のインスピレーション があり、
手元に五線用紙はなく、新聞の縁に書いた。おそらく自分で歌ったであろう。何十年も経ってから、 イノ・サヴィニ
氏がその新聞を手に入れて歌を編曲し発表した。日本に対する師の愛情を示す歌である。
   

この世の暗い闇の中から 
久遠の光へお連れ下された 
我が主よ 我が主よ
 

 

11. Anima di Cristo (369)
キリストのたましいよ
テノール: Salvatore Sanna
5部合唱、子供のコーラス、4台のピアノ
1947年作曲
   

Anima di Cristo santificami.
Corpo di Cristo salvami.
Sangue di Cristo inebbriami.
 Signore abbi pietà.

Acqua del costato di Cristo lavami.
Passione di Cristo confortami.
O buon Gesù esaudiscimi.
 Signore abbi pietà.

Fra le tue braccia nascondimi,
Non permetter ch’io mi separi da te.
Dal nemico maligno difendimi,
Difendimi Signor.
 Signore abbi pietà.

Nell’ora della mia morte d
eh, chiamami, Signore.
E comanda ch’io venga a te, Signor,
Per lodarti cogli Angeli e coi Santi
Nei secoli dei secoli. E così sia.
 Signore abbi pietà.
Nei secoli dei secoli. E così sia.
 

キリストのたましい、聖としたまえ
キリストの体、救いたまえ
キリストの血、酔わせたまえ
  主よ、あわれみたまえ

キリストの脇腹の水、洗いたまえ
キリストの受難、慰めたまえ
善いイエス、聴きいれたまえ
  主よ、あわれみたまえ

御腕に隠したまえ
分かれることをゆるさず
悪意ある敵から守りたまえ
主よ、守りたまえ
  主よ、あわれみたまえ

私が死ぬとき
主よ、呼びたまえ
御許に来させたまえ、主よ
天使と聖人と共にたたえるため
世々に至るまで。アーメン
  主よ、あわれみたまえ
世々に至るまで。アーメン