サレジオ会に入る
ヴィンチェンツォが3才足らずだった時、ドン・ボスコがファエンツァを訪れた。母ローザは、説教台の下でわが子を抱き上げて、「ヴィンチェンツォ、ドン・ボスコをごらん」と言った。これがチマッティ神父の一番古い思い出である。
その後一生のあいだ、ドン・ボスコを見倣うようにした。幼いとき、兄に連れられてサレジオ会の教会学校に通い、9才のとき、同小学校、そして同中学校に通った。その時、2学年下、一年間ムッソリーニも同じ学校に通っていた。
卒業後、トリノ近くのサレジオ会の修練院に入り、17才で終生誓願を立て、一生を神に捧げた。1896年、トリノ市郊外にあるヴァルサリチェというサレジオ会の名門校に入学し、ここで養成課程を終え、30年間過ごすことになった。