第3回の聖骸布講座の報告

3月24日、調布サレジオ神学院で「ヨーロッパに来る以前の聖骸布」という題で2時間にわたってコンプリ神父が講義した。参加者は38名。

聖骸布がフランスに現れる前に、1204年、第4十字軍がコンスタンティノポリを略奪した頃、この都で展示されていたという記録がある。また、1192年、現在の聖骸布を表す絵画が描かれている。これにより、炭素14の結果が史実に合わないことが示される。

カパドキアのイエス
エデッサにある手描きでないキリストの顔

それ以前、キリストの墓布の存在に言及する文書がいくつもあり、一番注目されているのは、エデッサという町に保存されていた「手描きでないキリストの顔」という布である。これはtetradyplon二倍四折りとも言われ、八枚に畳んだ聖骸布であったと思われる。

このエデッサの布は944年にコンスタンティノポリに移され、その後、収められていた額縁から出されたと思われる。その時から、聖骸布がコンスタンティノポリにあることになり、記録にあるとおり、「キリストは立ったままに見える」ということになったのである。

なお、初代教会の時に聖骸布が公にそのまま見せられなかった理由は、容易に分かる。あまりにも生々しい状態のキリストを示し、裸の姿であるからである。

この隠れた聖骸布の歴史をより深く理解するために、次回、「美術の中のキリストの顔の歴史」を紹介することになる。ご期待ください。

 

           ⇒ 講座のご案内はこちら(参加者募集中!!)

 

サレジオ神学院 〒182-0033 調布市富士見町3-21-12
聖骸布のホームページ www.sindon-jp.com
チマッティ資料館のホームページ  www.v-cimatti.com