Last update: 2013/03/10

news1: 3月30日の聖骸布公開について
news2: 聖骸布講座の報告

元教皇ベネディクト16世、3月30日のために聖骸布の公開を許可

3月1日、トリノの大司教は、元教皇ベネディクト16世の最後の決定の一つとして、3月30日聖土曜日、聖骸布が一般に公開されることを発表した。公開は、テレビによる公開であり、1973年の最初のテレビ公開の40周年にあたる。

その際、聖骸布はトリノのカテドラルから出ずに、保管されている容器に入ったまま撮影できる位置まで上げられるだけである。なお、カテドラルの入場を許されるのは限られた人びとだけである。

1時間30分にわたるこの番組を担当するのは、イタリアの国営テレビRAIである。外の国のテレビもこれにつながることができる。なお、今回は初めてiPhone と iPadにも見られるようになる。

番組中、元教皇ベネディクト16世のお言葉が予定期待されていたが、できれば、新教皇のお言葉をいただくようにする、という。

教皇ベネディクト16世は聖骸布を語る (2010年5月2日、トリノのカテドラルでの話より)

親愛なるみなさん、この黙想のヒントは「聖土曜日の神秘」から取ることにします。聖骸布はこの神秘のイコン、「聖土曜日のイコン」といえます。なぜなら、埋葬の布、十字架に架けられた人を包んだ布であるからです。聖骸布の人は、福音書にあるとおり、昼ごろ十字架に架けられ、三時ごろ息をひきとられたイエスと一致しています。

荘厳な過越し祭の準備日の夕方に、金持ちで権威ある議員アリマタヤのヨゼフは、勇気をもってピラトからイエスを葬る許可を願いました。墓はゴルゴタから遠くなく、岩に掘ったものでした。許可を得て布を買い、十字架からイエスの遺体を降ろして布に包み、墓に納めたと福音書に書いてあります。その時から土曜の翌日までイエスが墓に残りました。トリノの聖骸布には、布に包まれた遺体の姿が残っています。短い時間でしたが、計り知れない価値や意味のある時間でした。

では、聖骸布は何を通して語るのでしょうか。血を通してであり、その血は命です!聖骸布は、血で書かれたイコンなのです。この人は、鞭打たれ、茨を被せられ、十字架に架けられ、右の脇腹に刺されました。聖骸布の姿は死んだ人の姿ですが、その血はその命を語っています。すべての血痕は愛と命を語り、特にローマの槍により脇腹に施されたあの大きな傷から湧き出た血と水の広いしみは、その血と水をもって命を語っています。沈黙の内に湧き出る泉のように、私たちは「聖土曜日」の沈黙の内にその声を聞くことができるのです。

 

聖骸布の8時間講座 ‐参加者多数

3月9日、二回目の聖骸布講座が終わり、参加申込みは40名を超した。

一回目は聖骸布そのもの、すなわち布の材料、織り方、現在の状態、その上に見える姿、その裏面、現在の保存の仕方などを説明した。

二回目は、聖骸布と聖書との関係。その上に見られる人の受難と聖書の言うキリストの受難との関係。

三回目の16日は、聖骸布の科学的な研究の結果を紹介する。

四回目の23日は、聖骸布の歴史と美術との関係を紹介する。

いずれも、最新のデータと写真を紹介することになる。 途中でも参加可能である。

ガエタノ・コンプリ神父

■フォトアルバム ※写真をクリックすると拡大します。

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サレジオ神学院 〒182-0033 調布市富士見町3-21-12
聖骸布のホームページ www.sindon-jp.com
チマッティ資料館のホームページ  www.v-cimatti.com