Last update: 2013/04/01

トリノにおける聖骸布テレビ公開の情報

Shroud3月30日、土曜日、トリノでテレビによる聖骸布の一般公開が行われました。その際、教皇フランシスコのメッセージも紹介されました。

ここにその翻訳を公開します。

教皇フランシスコによる聖骸布テレビ公開に際してのお言葉
   (2013年3月30日)

兄弟、姉妹の皆さん、

私も聖骸布の前に立って、神様が現代の新しい機器をとおして与えてくださったこのテレビ公開を感謝いたします。

私たちは、この方法であっても、ただ見るだけではなく、祈りの心で見ます。いな、見られるようになります。なぜなら、亡くなったこの人の顔は、目が閉じられていても、神秘に包まれて私たちを見つめ、語りかけてくださるからです。なぜ、それができるのでしょうか。なぜ、信仰者の皆さんは、鞭打たれ、十字架にかけられたこの人のイコンの前にとどまるのでしょうか。聖骸布の人は、ナザレのイエスを思い起こさせるからです。布に刻まれたこのイメージは、私たちの心に語り掛け、カルヴァリオ山に登らせ、十字架を眺めさせ、沈黙のうちに愛を語っておられます。

そのため、私たちも、自分の目ではなく、心を見つめてくださるこの視線を受け入れるようにしましょう。沈黙のうちに死の束縛を乗り越えるその視線が何を語ってくれるかを聴きましょう。それは、聖骸布をとおして、神の唯一、最終的な言葉を届けてくださいます。すなわち、歴史のなかで受肉し、人間となられた愛、この世の悪の支配から私たちの解放するために世の悪をすべて背負ってくださった神の憐みの愛です。傷つけられたこの顔は、戦争や暴力に襲われているもっとも弱い人、尊厳が損なわれている男女の多くの人たちの顔に似ています・・・。それでも、聖骸布の顔に大きな平安が漂い、虐待されたこの体から優れた威厳がほとばしります。それは落ち着いた偉大な力を放ち、私たちに向かって、信用しなさい、希望を失うな、と言ってくださいます。それは、すべてに打ち勝つ神の愛の力、復活されたキリストの力です。

聖骸布の人を眺めながら、私は今、アッシジのフランシスコが十字架のキリストの前で唱えた祈りを自分のものにいたします。

「いと高き栄光ある神よ、私の心の暗闇を照らし、 正しい信仰、堅固な希望、完全な愛、また判断力と知識をお与えください。 あなたの聖なる正しい教えを実行することができますように。アーメン」

サレジオ神学院 〒182-0033 調布市富士見町3-21-12
聖骸布のホームページ www.sindon-jp.com
チマッティ資料館のホームページ  www.v-cimatti.com